こんにちは。
城西ハウス、不動産営業部の部長Xです。
今回は不動産業者である私が、人民の人民による、人民の為の…
失礼致しました。
不動産屋の不動産屋による、不動産屋の為の自宅購入について書かせていただきます。
この仕事をしていて、つくづく家賃を支払い続けるよりも自宅が欲しいと考えておりました。
同じエリアであれば、賃貸と同じくらいのローン返済でほぼ確実にもっと広いところに住めます。
今年なんとなく住宅ローンの審査を行い通った事をきっかけに、サクッと終わらせてしまう事となりました。
まず予算や条件の設定・物件の選定に関しては、自身が不動産屋である事も手伝ってか、
至ってスムーズに完了。
■今の家賃を基準に無理なく支払える月々の返済額ラインを決め、自己資金やローン年数を加味し予算を設定
当然ながら、ここは繰り上げ返済や今後かかるであろう育児等への出費も加味し、余裕を持って決定しました。
現在不動産価格の上昇が顕著ですが、高い時に買うと損、安い時に買うと得、といった事は考えません。
経済状況は予測が出来ませんし、オリンピックが終われば安くなるから…と沢山の方が仰っていたものの現在、オリンピックが終わってもむしろ価格は上昇していますから。
好機を待つのに5年かけて5年分の家賃を支払い、5年後にその家賃分程度相場が下がっただけでは意味がありませんし、初めて買う家は私にとって投資でも無ければ「理想を求めた家」ではありません。
今賃貸でいくら払ってこんな家⇒これからローンをいくら返済してこんな家、の比較だと考えています。必要だと思った時、そして買える時に買えるものを買うというのが私の考え。
■田舎育ちの私は不動産屋でありながらもその土地の資産性や利便性よりも緑があり圧迫感のない住環境、ゆとりある広さを重視する事から、予算に合わせ希望条件に合うものが買えそうなエリアを2~3の市区町村に絞る
どこでどんなものを買おうが、資産性は出した値段なりについてくるそれ相応のものとしか捉えていません。
何より自分たちが気持ち良く住める、が私のコンセプトです。
■自身で絞ったエリア内の物件情報を検索⇒図面を印刷⇒紙ベースで2~3件に絞る
もちろん希望の住環境や広さを満たすもので、もっと職場に近い場所がいい、もっと安いものがいい、そんな気持ちはゼロではありません。
この仕事をしていてつくづく不動産は相場なりで、同じ価格で探せば一長一短と存じ上げています。
同じ価格で広ければ奥まった土地になったり、当然同じような立地で安ければ狭くなったりします。
雑念は捨て、あるものでサクッと選ぶ、これは不動産業者だからこそ出来るのかも知れませんが、叶わない欲はあっさり捨てました。
■絞った2~3件の図面を手に休日に現地確認へ。完成しているもの、建築中のものがありましたが、
間取りは図面で予想がつくので現地や周辺を確認し内覧は1件のみと決定。
■内覧後、申込み。
住宅ローンの事前審査は既に通していた為、数日後に契約。
こんな流れで購入を終わらせました。
物件を探し始めてから契約締結まで、1週間程度だったでしょうか…
知っている業者さんが所有する物件だった為、一般のお客様と同じく少しだけ価格交渉をしてみたりはしましたが、あっさり購入してしまった印象です。
自身の自宅を購入してみて、面倒な手続きはありながらも買いたい家の理想と買える家の現実を擦り合わせる作業は至ってシンプルで、
お値段相場や選び方を知ってしまえばとても簡単だと再確認出来ました。
自身の家を買えた事は何よりですが、買う側の立場を実体験出来た事、
煩雑に思えてしまう家探しをお客様にもっと理解した上で簡単に捉えていただけるよう、
私たちがお客様に上手く伝えていく努力をもっとしていかなければならないと実感致しました。
もっと沢山のお客様が家探しにストレスを感じず、簡単に進められるよう、
その案内人として城西ハウスは努力を重ねて参ります。